皮膚は人の身体の中で最も大きい排泄器官で、皮膚呼吸をして常に古い皮膚の層を落とすことによって同時に毒素も排出していると言われています。
そして最近では心の作用がお肌に与える影響の大きさが注目されてきています。
私たちは、精神的ストレスが溜まると“ストレスホルモン”というのが増加しますが、これによって表皮角質層の新旧の入れ替わりのバランスが崩れて、未発達の細胞が表皮に押し上げられてしまいます。
そのために表皮の働きは低下し、体内の毒素が増え、ホルモンバランスも崩れて肌トラブルが起こりやすい状態になります。
また、私たちがストレスを感じると“副腎皮質ホルモン”が分泌されますが、このホルモンは自らの役割を終えると活性酸素を発生して細胞をさびつかせて老化させる原因となってしまいます。
さらに緊張状態が続くと血管が収縮して一時的に血流が阻害されるのですが、そのあとで再び血流が戻るときに血液が勢いよく流れるとそこにまた大量の活性酸素が生じます。
体内の酸素は“活性酸素”へと変化し、それがお肌にダメージを与えて老化を促進してしまいます。
この“活性酸素”というのは1年で2kg前後体内に溜まるとも言われ、お肌の“アンチエイジング”の大敵であると考えられています。
このように心とお肌とは密接につながっています。
よく「病は気から」などと言われますが、これは医学的には心が何かを感じることによって脳が刺激されそれによってホルモンが分泌されているということでくよくよすることによって分泌されるホルモンというのは身体やお肌にとっても良くないということになります。
お肌のために、夜更かしによる睡眠不足や飲みすぎ、食べすぎ、運動不足などに気を遣うのと同じように自分のこころも上手にコントロールしてつねにリラックスした状態を保つようにしたいものです。
高級化粧品を使ってお肌をきれいにしようとするよりも、くよくよしない習慣をつけるほうがお肌には効果があるかもしれませんね。